チェーンテンショナー交換
このパーツが手に入る5日前
エンジンをスタートしようと イグニッションをONの位置で一旦止めて 時間を過ごし
スタート位置にした途端
「ガラッガラッ!!!」
真に否な音が
それは自分で自分を傷つけるようなエンジンの回転の始まり。。。
途轍もなく長い時間に感じるが
実際は1秒強 2秒に満たない時間ではあるが
確実にエンジンは 無理やり回されている音。。。
コレまでの私の経験で
直感的ではありますが チェーンテンショナー 終わったと・・・
コレがまた安くないパーツ
定価 51,840円

メルセデスのM116&M117に使われています。
そして、場所はココ!
右バンクの右の前の方です。
まずは抜き取ってみましょう!

見た目は異常無し!!

しかし、ピストンを指で押さえると
いとも簡単にピストンが縮み込む。

試しに
手配した新品を指で押さえると
びくともしない!!
やはり原因はコイツ!
油圧が保持出来なくなったのか・・・

上下にある穴はネジ穴
そして、中央の大きな穴が ピストンが入る部分
その奥はスライディングレール (こいつらが折れていたら・・・ 凄い大変な事になる!)
その脇にある小さな穴が、テンショナーへ油圧を供給する経路。
※今回はスライディングレールが折れていないと、僅かな願いを込めてテンショナーのみの交換作業です。

ピンアマだけと交換終了!
おそらくこの時点で私の体の中では風邪の症状が発症していたように思う。
昼 いつもならば食欲があるのに、この日は・・・
しかもダルかった。。。

テンショナー交換後 エンジンを始動すると
装着の為、油圧を抜いたせいで 1度目はイヤ~~~な音が・・・
2度目からは (^^) です。
これで良しとするのが常人です。
変態は、その原因が知りたくなる。。。

ガスケットを丁寧に外して
油圧経路に異物が無いか?
全く見当たらない。。。

ドリルで裏蓋を揉んで
分解!!!
これで構造は理解できました (^^//
写真右側から油圧が掛かり
エンジンが発生する油圧が 大きいほうのバネの力に負けるまで右のボールは開き続ける。
左のボールは、スライディングレールが押し込まれると圧力を逃がす。
そしてオイルはピストンの先端の穴からエンジン内部へ垂れ流し。

引っ叩いてピストンを抜いているので
どちらが悪いのかは不明ですが
油圧が正常に掛かっていなかった事が、今回の不具合の原因でした。


コレがテンショナーの構造図です。
M116&M117エンジンのオーナー様は、是非一度クリックして見ておいて 損は無いかと (^^)

どうせ手が汚れたのだから
次いでの 次いでで
エンジンマウントとエンジンダンパー交換しました!

一番厄介な左エンジンマウントを切って入る最中
電話が・・・
そう! 黒Sさんからの着信履歴。
何か在ったのかと電話してみると
「ゴメン! 間違えた!」
「人がエンジンマウント切っている最中に、手伝うどころか 邪魔する気???」
「ゴメン! ゴメン!」
こんな手で なんでオッサンの電話を受けなければ逝けなの???

スライディングレール 6個のいづれもが折れていなければ
音は解消するはず!
しかし、多少の欠け・割れならば判らない。
次回、オイル交換の時
オイルパンを落としてストレナーの確認必要です!!
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