300SEから 500SEへ No,2
W126 1980年にリリースされ91年まで製造された車
ネオクラシックの部類に入れられてもおかしくは無い古い車であることを念頭に入れて
出来るだけ程度の良い車を選ぶことをお勧めします。
(SECは92年まで製造)
今回のこの500SEの場合は、
現状販売で安く買うことが出来たのですが
整備はまったく行われずオーナー様の手元に来た車となります。
そこで、最初に行うのは不具合状態の洗い出し (ダメ出し)
オーナー様からお車をお預かりして
姑が、重箱の隅をつつくように粗探しを行います。
エアーフィルターも古くなっており
ホコリだらけ・・・

パワーステアリングフリュードも真っ黒。

エアークリーナのケースを抜くのにひと苦労したほど
※ ゴムの固着跡が・・・

インシュレーターは剥がれかけて・・・

ヘッドライトレンズにはコーキング剤の跡が・・・・・
これは私が犯した大きなチェックミスです。
下見した時、お客様との都合で夕暮れ時の待ち合わせで見えていなかった。
今後、中古車を買おうと言う方は必ず日中に下見を行うべきです。
もしも、当日発見していたら値引き交渉に使えたのに。。。 (反省)

ヒューズボックス下、バッテリーの下は枯葉だらけ・・・

お車をお預かりした翌日
???
パンク!!
これから工場へ行って、リフトに乗せるに。。。。。

リフトに乗せて交換しようと思っていたノーマルタイヤに交換。
ついでだから、ブレーキパットの残厚みとローターをチェックして

リフトアップして驚いた~~~
見事に丁寧にシャーシブラックが塗られていた!!
いまどき、ここまで丁寧に塗られている車を見たことが無いほど・・・

ダンパーの片側を抜いてみるとスカスカとまでは言わないが
ユルですので
マウント&ダンパーは即手配ですね!

ナックルのブーツも裂けている。
これらは、リフトアップしないと判らないところ!!
「 買ったら、揚げる 」 必要な事だと思います。
どんなに頑張っても、覗きで見える部分は限りあるから
リフトアップしてチェックすれば
本当のありのままの姿が見えてきますからね!
そして、揺すればガタが判る!

今回、整備を依頼する工場は アトミック株式会社
まだ新しい工場ではあるが、W124が続々入庫している工場です。

外装もこの通り。
洗車キズがビッシビシに入っている!!

でも、エンジンの調子は凄くいい!!
我が500SEよりパワーが出ている。
始動性も良い。
ハンドリングも良い。
悔しいが、それが現実。
少し手を加え、しっかりと磨き上げれば
きっとオーナー様のメガネに適うクルマになりえることを確信出来てホッと一息。
続きは、年を越してから、、、
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