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分解 ラジエーター

 


先日、お客様 W126仲間のA氏がわざわざクルマを走らせ(550Kmほど)来てくれたのですが

このA氏 真に困ったちゃんでして

あまりにもクルマを大事にし過ぎてこの夏一度も乗っていなかったのです。



「カビが!!!!!  ワシの来るの中にいっぱいカビが生えやがった!」

事の始まりはこの電話からです。



そりゃ~全く陽の光が差し込まないガレージで締め切りにすると

カビも生えますわ。。。



だから、時々はお乗りなさいといったでしょ~




と言う訳で、内装のクリーニングの為に自走して来てくれたのです。

しかも、エアコンも効かない状態でF県からクルマを運んで来てくれました (勇気あるわ~~~




当日朝5時に到着!!

ファミレスでしばしの時間久しぶりの再会を楽しみ

その後、どうせならと(株)アトミックで車両点検を行う事に



この点検でどえらい事が発覚!!

フロントブレーキを引きずっていた。

この時、アトミックは他の車両の整備で手一杯状態でオーバーホールが出来ないとの事で

仕方なく他の工場を探すことになり、何とか修理出来る目処が立った。



エアコンはガス抜けだったようでCold12を充填ししっかり冷えるようになり

あとはクリーニングだけ!

だったはずだが・・・



エアコンが効くと水温が~~~~~ 120℃

ファンカップリングを交換して ダメ!!

サーモスタットを交換しても ダメ!!

残すところはラジエーター?


A氏 F県まで帰る電車の時間も気になるのだが

二人して熱いエンジンの熱気と格闘しながら

先だってチョイとカバーからクーラントが滲むラジエーターを捨てずに残ったままだったので

こいつを取り合えず入れ、まずは事なきを得ました (^^

※カビ取りのお話は後日 車のみがき屋 なんでも日記  でご紹介します。        






抜いてみると外観はキレイなラジエーターです。




P1010282-150.jpg


表もキレイ!!

これで詰まっているのと思うほど外観はきれいなラジエーターです。


P1010283-150.jpg


しばらく作業場の隅で眠っていたですが

昨日、意を決して分解!!

アッパーカバーを取り外すと・・・



エッ!! むちゃくちゃキレイ!!


P1010285-150.jpg


ロアカバーも外してみると

カバーのパッキン辺りになんか赤いものがブツブツ


P1010288-150.jpg


水路を除いてみても見えない!

アッ!!  めがねを取ってなかった!!!

老眼の私、メガネをしたままでは近くのものは見えない事を忘れていた (^^/



メガネを外しても見えない・・・



P1010301-150.jpg


何か突っ込んで大丈夫なものは・・・

しばらく探し回り 在った!!


P1010305-150.jpg


水路の中でカルシウムらしきものが固まり貫通しない。

これ何を突っ込んだかお判りになる方は居ますよね (^^


P1010308-150.jpg


詰まりを解消すべく

ワイパーブレードのガイドを突き入れ

固着して推移路ふさいでいるモノを落としてゆきます。


P1010310-150.jpg



1本の水路を貫通させるのに5分ほど要する。

薄くて細いブレードのガイドは曲がるわ

握力は要るわ



でも、新品のラジエーターは146100円!!

何とかしたい!!  切実な思いです。




ようやく1本目が抜けた!!


P1010296-150.jpg


貫通作業の途中ですが試しに水を流してみると・・・


P1010311-150.jpg



塞がれて水が流れない水路が良くわかります。



P1010313-150.jpg



水路の閉塞状態は判ったので

全ての水路を貫通させてやれば・・・



でも、無理をすると水路に穴が開くだろうし

アッパー&ロアのカバーからの水漏れの可能性も残るし

不安材料はいっぱいあるが

ここまで来たからにはやるしかない!!



水路を貫通させるのに使っているワイパーのガイド

厚みも長さも問題ないのですが

剛性が足りなくて直ぐにヨレヨレになってしまう。

すでに4本がダメに。。。



どなたか、厚さ0.8mm 幅3~4mm 長さ60cm程度の良いものないでしょうか?






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ファンカップリング ついで編

 


ファンカップリングの交換のお手伝いのときに

ついで作業で (^^



アイドルエアーバルブも交換です。

今回使用するアイドルエアーバルブも中古

だって定価97,300円ですもの~



使えるパーツはトコトン使う!  (^^/


P1210005-149.jpg



しっかし いい感じでオイル(おそらくはブローバイ)で汚れているね~

ご本人には言えなかったが

※この発言はSさんには内緒ですよ!



P1210006-149.jpg


この緑色のバイパスされているホースの付け根がユルユル




入れ替えてエンジンを吹かしてみる

付けられていたバルブよりも予備パーツのほうが吹け上がりがいい!!


よって交換 (^^/


P1210007-149.jpg


エアークリーナーに接続されているホース

テープでぐるぐる巻き

これはイクラなんでも悲しいでしょ~ と言う訳で

新品ですぞ~

ちなみに、向かって左側の楕円のホースは定価3350円

右側のホースは1270円 (何でこんなに差が?)


P1210009-149.jpg


やり始めたらキリが無いので

このあたりでお開きとさせていただきました。




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ファンカップリング交換 お手伝い編

 


友人から頼まれていたファンカップリングがようやく手に入り交換です。




まず、このファンカップリングとはどんな役目をしているのか?

クーリングファンを回転させるあたり

ラジエーターからの熱を感知させ

低音ではフリーで水音上昇に一役買って

一定温度になるとロックアップして風を送り

ラジエーターへの送風(現実には吸い込み)を行う。


ただし、温度上昇後は一定速度(正確にはエンジン回転数)により

ロックアップは解かれ、車速による風圧を使うようになります。




今回の湯人の車両の場合、ロックアップが不完全で

半フリー状態となり水温が下がらない。。。



決してオーバーヒート気味ではないが

もう少し下がっていても良いと思える水温まで上昇するため

今回の交換となりました。



ちなみにですが、このファンカップリング 定価で10万700円でっせ=====!!

中古を探していた理由 お判りいただけますでしょ (^^/


P1200989-148.jpg


ファンとカップリングは10mm4本で止められていますが

ボルトを抜いてもカップリングはおいそれとは抜けません!!


長年使われ続けているのでガッツリ噛み付いていますので

マイナスドライバーをちょうど良いポイントにあてがい

ハンマーで軽くコンコン!

コンコン!

コツンコツン!

ガンッ!!

で抜けます (^^)


P1200993-148.jpg


カップリングも10mm4本で止められているのですが

下側の1本は緩めるだけ

プーリーの先端の出っ張りをパス出来る分だけ緩めるのです。


P1200994-148.jpg


4本のボルトをキッチリと締め付け


P1210002-148.jpg


さて、結果は如何に・・・?

報告待ちです (^^




 

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ラジエーター交換 お手伝い編

 


500SE仲間からラジエーターから水が漏れるようになって・・・

そんな相談から急遽部品を手配して交換作業のお手伝いです。




ラジエーター上部から確かに水が漏れています。


P1200799-147.jpg



アッパーホースからも・・・


P1200801-147.jpg


一番手前のホースはA/Cコンプレッーサーへつながる配管である事を確認してもらい

ATクーラーホース2本とロアホース、サブタンクへと繋がるホースを外します。


P1200810-147.jpg


このチョイト手の入りづらい処にあるのがサーモスタット

10mmのコマにエクステンションを繋いで繋いで

オルタネーターの裏からしか届かない裏側のボルトも取り外します。

※オルタのB端子(+側)に触れるとショートするので注意です!


P1200812-147.jpg


3本の10mmボルトを抜くとサーモとご対面 (^^

ジグルピンの位置が多少ずれています。

このジグルピンはLLCを入れる際の空気抜きのためでもあり

LLCを入れた後は、圧力を逃がすためのものと聞いています。

このピンが下だとエアーが噛んでしまうのは当然と言う事に。


P1200813-147.jpg


新品のサーモスタット


P1200814-147.jpg


ファンシュラウドもLLCが伝った跡が残っているので

キレイにしましょう (^^/


P1200815-147.jpg


交換するラジエーターは、ホースの接続部分に金属パイプが入った対策品です。


P1200818-147.jpg


取り外したラジエーターには、金属が無いでしょ~

私のラジエーターはココから破断!!

  参考 ラジエーター交換



P1200841-147.jpg


ホースも新品


P1200824-147.jpg


クリップも新品交換


P1200822-147.jpg


新旧のラジエーターを並べてみると

どれほど汚れているか!

一目瞭然ですよね~


P1200821-147.jpg


LLCを希釈して入れて完成!!

エアー抜きは、左右のバンクの後ろに19mmのボルトがあります。

そして、1ピンの水温計

これらを緩めてエアーを抜きます。


P1200829-147.jpg


外気温計36℃を示す中

ワザと電動ファンが回らないようにして

走ってみると水温計はほぼ100℃でピタリと止まり

その後上昇する気配はナシ!


電動ファンが回るようにすると

90℃付近で安定。


これでオk年の厳しい残暑もクーラーもバッチリ効いて

水温計と睨めっこせず

快適なドライブが楽しめるはずです。




今回の作業でATクーラーホースが弱っていたのを発見!!

ラジエーターを積み替えるときは事前にココも点検しておけばよかった。。。



 



 
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Author:takeoff
私の愛車 メルセデス ベンツ W126 500SEのトラブル対策奮闘記であります。いかんせん1990年式という古いクルマです。オーナーは更に30年近い旧式人間でが・・・  何が起きてもおかしくない! そんな現実のレポートです。

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