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ブーツ切れ


左タイロッドのブーツが切れているのがはっきりと見て取れます。

このお車は私本職の関係でお付き合いをさせていただいるお客様で

昨年、車検時にはナントも無かったのですが

1年を経てフロント足回りから異音が・・・

リフトアップしてみると、この通りです。


P1010352-157.jpg


右側は見た目はなんとも無いが

クランプしてタイロッドエンドを揺すってみるとガタが生じていました。


ブーツ切れは車検不合格となりますが

今回程度のガタならば通過します。


P1010353-157.jpg


コントロールアーム(アッパーアーム)のジョイントからもグリスが・・・


P1010354-157.jpg


今回はコントロールアームそのものを交換しました。

アームのベアリング(ゴム部分)全てを交換して

ブーツのみを交換すると言う手法も取れるのですが

これまで交換歴がなさそうなので

思い切ってアームごとの交換です。


P1010877-157.jpg


取り外しの際にセパレーターを掛けているのでブーツは押されています。

問題はジョイント部分の痩せ方です。

痩せてガタが出ていると、異音・遊びの原因となります。


P1010878-157.jpg


タイロッドも交換。

タイロッドの場合、ブーツだけを交換、タイロッドエンドだけの交換、今回のようにタイロッドごとの交換

3つの選択肢があります。



コチラも交換歴不明なためタイロッドごと交換です。

一時的に費用を抑えてブーツだけの交換としても良いのですが

後々のことを考えてのご提案となりました。


後々って?

そう!何で後々の事を考えるのか・・・

ここは車検たびに検査されるサイドスリップの調整をする箇所となります。


タイロッドの長さを伸ばしたり・縮めたりしてサイドスリップの調整が行われるので

固着してタイロッド長が変化しなかったら・・・・・

再度交換となり、整備費がかさむ事となるからです。


P1010881-157.jpg


やはり見た目もキレイ!!


P1010883-157.jpg


今回の作業も (株)アトミック さんのお世話になりました!!




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私 知らない事ばかりです!!

 


先日キャリパーオーバーホールの際に新たな発見がありました!!

マニアックな126乗りなら見慣れた風景でしょうが

なんか???  でしょ~!



スタビライザー(トーションバー)が見慣れたものとは違うのです。


P1010617-154.jpg


メルセデスの刻印もあるし・・・

強化パーツ?


P1010620-154.jpg


これが見慣れた姿でしょ~


P1010627-154.jpg



W126のウィークポイントの一つ スタビリンク(安いパーツだから許せますけど・・・)

さっきのはリンクも金属ですから・・・


P1010628-154.jpg


こうなると調べてみなくては!

でっ!!

上のスタビライザーは87モデルまでに採用されていたのもので

88以降は下のタイプだそうです。


強化パーツではなかった!!



※W126仲間からご指摘いただきましたので訂正させていただきます。

 並行車両の場合、最終型までこの太いタイプのスタビライザーが装着されているとの事でした。

 いやはや私の早とちり スミマセン (^^/

 ご指摘いただいた惣さんありがとうございます!!




でも、いままでこんな事にも気付いていなかった。。。


しかし、このクルマどんだけのバリエーションがあるのか・・・


ホント 知らない事だらけです。




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キャリパーオーバーホール

 


皆さんは連休いかがお過ごしでしたか?

私はどっぷりとクルマ三昧 (^^




今回登場するのも不幸をしっかりとしょったT君です。

そして、講師は某ショップの整備士のしんチャン 心強い助っ人です。



実は私もブレーキのオーバーホールは始めて!!

もちろん人様のクルマのブレーキなんぞ触りたくも無い私です。

しかし、不幸なT君を見放す事は出来ないので

そこで助っ人に頼み好んで今回のオーバーホールと相成りました。





P1010607-154.jpg



キャリパーを取り外して


P1010611-154.jpg


抜き取られたピストン

汚れを落として、新しいブーツを組み付け


P1010614-154.jpg



最後はエアー抜き (^^


P1010623-154.jpg


つくづく私は整備屋にはなれないと思いました。

朝から初めて終わったのは・・・・・


P1010656-154.jpg



自分の500SEの時はお金を払って頼みます!!





 
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アイドラーアームブッシュ交換

このところ自分のクルマを弄るよりも

仲間のクルマのお手伝いばかりの私です (^^



今回はT君のエアコンの冷媒交換のついでに

アイドラーアームブッシュを交換です。


アイドラーアームブッシュ

ステアリングダンパー

タイロッド

センターロッド

ドラックリンク

ピットマンアーム

ステアリングギアボックス


R107、W123、W124,W126などで整備屋さんと話しているとよく耳にするパーツ名でしょ


でも、何処にあって、どのように構成されているか?



P1010362のコピー-151


1、ステアリングギアボックスです。ハンドルを切るとこのギアボックスの先端のピットマンアームが左右に動きます。

2、ピットマンアームはセンターロッド(ドラックリンク)につながっています。

3、センターロッドは左右のタイロッドに繋がりホイールを動かします。

4、ステリングダンパー

5、アイドラーアームブッシュ




これが新品のアイドラーアームブッシュです。

ステアリングギアボックスと対称の位置でセンターーロッドの位置を決めている重要なパーツです。



P1010374-151.jpg


24mmのボックスでT君は奮闘しましたがどうしても緩まない。。。

かなりキツイ締め方をされている。



P1010378-151.jpg



ブッシュの抜き取りにも苦労させられましたが無事交換出来ました (^^



このT君の560SEL 要整備箇所が一杯!!



既にこの560SELを手に入れてから

 ATオーバーホール

 パワステホース破裂

 リアウィンド落ち(左右)

本当に不幸続きです。


これからもちょくちょく登場してくれる事になりそうです (^^)





そんなT君に ニュクニューサーではなく ばんばひろふみ のこの曲を 

  不具合を数えたら 両手でも足りない・・・・・











次回はセンターロッド、タイロッド交換かな?





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Author:takeoff
私の愛車 メルセデス ベンツ W126 500SEのトラブル対策奮闘記であります。いかんせん1990年式という古いクルマです。オーナーは更に30年近い旧式人間でが・・・  何が起きてもおかしくない! そんな現実のレポートです。

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