まず始めに断っておくのは、自己責任においてこの調整を行っていただきたいところである事です。
そして、この作業方法は
Checking,adjusting acceletor control (← クリックして作業前にお読み下さい!!)
この英語を私なりに解釈して作業を行っているので
間違いがあるやも知れません。
せめて フランス語 か スワヒリ語 であれば良かったのに。。。 (← ココ 突っ込みを入れるところです。)
※おそらくこの出典は Mercedes-Benz Model 126 Service Manual Library と思われます。

上図の 1,5,21のロッドをレバーから取り外します。(全て片側のみ)

5のロッドは、スロットルにつながる最終のロッドとなるので
この部分から調整を開始します。
ロッドを外した状態で、スロットル全閉。
ロッドを最下点まで押し下げると、スロットル全開となります。
コレはエアフロのバタフライを押し下げて目視確認可能です。

ついでに、スロットル開度を感知しているリミットスイッチのチェックも行うと

このコネクターの 1-2 スロットル全閉で ON
2-3 スロットル全開で ON
となります。

私の車両では、このレバーの軸受けにガタが出ていたので
折角だから降ろして グリスアップだけでも行ってみます。
ベアリング 探さなくちゃ~!!

大まかにキレイにして

ホッホッ~~ ベアリング使っているんだ~ と感心しつつ

グリスをたっぷりと充填して
(グリスだらけの手で撮ったのでゴメンナサイ。。。)

ロッド5とレバーを接続して 動きを確認した後
ロッド21を接続。
その際に、ロッド5の動きが制限されないかを確認。
その後、ロッド1の長さを調整。
当然、運転席でアクセルペダルを踏んでいないので
ボールソケットはレバーにスムースに入らなければいけないが
ロッドの長さを調整する必要がある車両が多いと思われます。
この1のロッドが少しでも長いと
スロットルは若干でも開き
アイドリングが不安定となる要素となります。

ロッド22を外して
ロッド19の長さを調整します。
ボールソケットを嵌める際に
無用なテンションが無く、スムースに嵌る長さを探してゆくだけです。
同様に ロッド22も調整します。

コレまでの作業で
アクセルペダルOFFの時を基準で調整してきたので
先のリミットスイッチ 2-3に延長コードを割りませて

テスターを運転席まで持ち込んで
アクセルペダルを踏んでゆくと
ほぼ全開で「ピ~~~」
一人でこの作業を行うと こんな確認方法しかない (^^)
もしも 相棒が居れば テスターと目視で容易に確認できます。

さて、ココからが肝です!!
ロッド22は、変速ポイントをつかさどる重要なロッドです。
このロッドを長さを伸ばせば、低い速度でシフトアップします。
短くすれば、シフトアップは高い速度となります。
それと同時に、変速ショックも変わりますので
オーナー様のお好みの長さを選ぶのが良いかと思います。
※基本はテンション、ストレスの無い状態で2速から3速へは
40Km/hくらいでシフトアップするはずです。

ハンドルの遊びが多いと運転しずらい事は誰しも知っていますが
アクセルペダルも同じことです。
更に遊びを詰めるには4の部分(緑に塗られたボルト)で調整可能です。

スロットル全閉を起点とした調整が完全に行われる事で
不具合が生じたような症状が出る車両があるやも知れません。
しかし、それは過去に誤魔化しの整備が行われ無理を強いられてた証です。
それさえなければ
アイドリングはより安定し
アクセルペダルを踏む楽しみは増えるはずです。
ロッド 1,19,22を外す時
どれほど無用なテンションと遊びがあるか
それは作業した人にしか判らない喜びとなるはずです。
作業前にレバー13の動きを見てみると
どれほどアクセルとスロットルの動きにズレがあるかを確認すれば
やってみようと思うはずです。
参考
スロットルリンケージの調整 < 鈍からの開放 > 今回の調整
午後から始め、夕方になる少し前にシフトタイミングの調整を行うべく試乗。
そんな時に現れたのが この方法を伝授してくれた師匠。
おおぉ~~~い!!! 登場するのが少し遅いぞ~~~
と言いつつ 一緒に試乗 (^^)
クルマ馬鹿が二人揃えば 時間はアッという間に過ぎて行きます。

機械式だからこそ 楽しめる部分
楽しまなきゃ 損でしょ!! (^^//
メルセデスのエンジンでは同様に調整できると思われます。
M102,M103,M104,M110M,119,M120,M601,M602,M603,M617,M616
inspecting,lubricating throttle linkage を参考にして、少し探せば・・・
この件に関しては、私は整備資格を持たない身なので
一切のご質問にお答えしませんのでご了解下さいませ。
- 関連記事
-
テーマ : メルセデス ベンツ
ジャンル : 車・バイク