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フロントガラスの曇り

季節外れの話題ではありますが

冷房中にフロントガラスが曇り

前が見えないほど・・・

PICT0003-6.jpg


これはフロントデフォッガーの噴出し量のコントロールが出来ていない証拠です。


イグニッションをONにしたとき「バタ、バタ」と聞こえる

噴出し口のコントロール用のバタフライのうち

デフォッガー用のバタフライが全開であったため、冷風がフロントガラスにまともに吹き出し

フロントガラスが冷やされ、ガラス外側で結露を生じています。


.
グローブボックスの内張り(箱です)を取り出すために

内張り剥がしを用いて、クリップを取り外します。

写真のようにセンターピンを抜いて、ツメを取り外してゆきます。

下側に3箇所、上側に4箇所あります。

PICT0002-6.jpg


グローブボックスの左上のランプは、手前から内張り剥がしを差し込み

引き起こすようにすると外れます。

PICT0005-6.jpg


グローブボックスを引き出すようにして取り出すと

フロントデフォッガー用のリンケージにアクセスできるようになります。

下の写真の中央よりやや左にピンクのスポンジが見えると思います。

これは私が暫定的な処置としてフロントデフォッガーの弁を強制的に閉める為に撮っておいた措置です。

そのため、リンケージのコントロールアームから外れていますでしょ(^^

コントロールアームの上側が真空ポンプで制御されているバルブ?アクチュエーター?です。
(正式な名称は????)

今回交換するのは、このバルブ?アクチュエーター?をコントロールしているユニットなのです。

PICT0006-6.jpg


ボディー側についているモールを外します。

PICT0007-6.jpg


コンピューターのカバーを取り外します。

PICT0008-6.jpg

PICT0009-6.jpg


次に助手席のアンダーカバーを取り外します。

PICT0012-6.jpg

PICT0013-6.jpg

PICT0014-6.jpg

PICT0015-6.jpg

PICT0016-6.jpg

PICT0017-6.jpg


この様にアンダーカバーが外れます。


PICT0018-6.jpg


カバーそのものがダクトとなっていることに感心!!

しかし、ホコリまみれ・・・

PICT0019-6.jpg


センターコンソールのサイドカバーを外します。

ネジ1本で止められています。

上側にクリップがありますが、下方向に引くと抜けます。

PICT0020-6.jpg

PICT0021-6.jpg


この結束バンド2本でまとめられている後ろの縦長のユニットが

フロントガラスの曇りの原因です。



このエアコンのバルブコントロールユニットは

クライメート(エアコンの制御ユニット)からの電気信号を受け

必要な噴出し口に風を送る為のバタフライをコントロールするため

バルブ?アクチュエーター?につながるバキュームを制御しています。

PICT0023-6.jpg

PICT0026-6.jpg

PICT0027-6.jpg


バキュームホースの取り付け位置を誤らないように確認しながら交換です。

PICT0030-6.jpg


コントロールロッドを組み付けテストすると

見事に機能回復!!



クライメートのデフォッグを押さない限り

風の出方は、ゆるくなりました。

これまでは全開であったため、冷風がフロントガラスにまともに吹き出し

フロントガラスが冷やされ、ガラス外側で結露を生じていましたが

これでOKです!!


PICT0033-6.jpg


組み付けは逆の手順で行うのですが

アンダーカバーを取り付ける際は

グローブボッスを取り外した箇所から

ダクトの噛み合いが見れます。

サイドウインド用の噴出し口はグローブボックス内からアクセスできます。

万一、噛み合いに不具合があれば、ネジ止め出来ませんのでダクト(アンダーカバー)を外し

再度、ダクトの嵌まりをチェックしてみてください。

PICT0052-6.jpg



後日談ですが・・・

この修理の後でも、微風ながらデフォッガーへの冷気の流れがあり

曇りが生じるようになりました。



これは推測ですが、バタフライの周囲のパッキンがやせた為、漏れが生じているように思われます。



この曇りは視界の悪化につながり、許しがたいと判断した私は

コントールロッドを13mmほど切り落とし

完全にバタフライが閉まるように改修しました。




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私の愛車 メルセデス ベンツ W126 500SEのトラブル対策奮闘記であります。いかんせん1990年式という古いクルマです。オーナーは更に30年近い旧式人間でが・・・  何が起きてもおかしくない! そんな現実のレポートです。

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