これは昨年の冬、クライメートパネルの温度調整が不良となった時の修理です。
ついでにセンターコンソールのSW類のバックライトについてチョットです。
さて、友人にクルマを貸した際に、夜エアコンが聞かなくて 「寒かったッス」 と言われ
??? イヤ~~~な予感が・・・
まずは、手の掛けやすい処から疑う(めんどくさガリです)
手始めは、キャビンの温度センサーから

温度センサーを取り外し、予備のものと抵抗値を比べると ほぼ同じ値
少し温めて、再度計るが・・・
どうやら温度センサーは異常なし
(左は風速&温度計、右は安物のテスター この時の作業場の気温は13℃ 寒かったはずです)

いつものようにセンターコンソールの灰皿、オーディオパネルをばらしてゆきます。
このリアデフォッガーのSWのコネクターの一番上側に入っている線は
このSWのバックライト用の光ファイバーなのです。
これがつながれていないと、夜間SWの位置が解らなくなります。

これが光ファイバーのラインです。


この光源は、パネル裏にあるこの部分の麦球です。
ココからいくつかに別れ、必要なSWのバックライトとなります。

さて、本題のエアコンの温度調整ですが・・・
キャビン温度センサーの次に疑ったのがクライメートです。
クライメートの予備はあるし と安心していたのですが
予備をつないでみると 見事に温風が出ます!!
これで安心は出来ませんよね!
温度設定を最低にすると 冷たい風が出ます。(冬だから当然です)
でも?
なんか変!
コンプレッサーが回った気配が無い・・・
念のため、ボンネットフードを開けると
クラッチがつながっていないではありませんか?!
念のため、デフォッガーON(ベンツではコンプレッサーONで温風 最大風量となります)
もう一度コンプレッサーを覗くと アチャ~~~~
クラッチがつながらない (かなりオロオロ状態)
かたや温度調整の効かないモノ と もう一方はコンプレッサー制御不良と解り ガビ~~~ン!!
アナタが私の立場ならどうしますか?
① 温風の出るクライメイトを装着して、暫らくはデフォッグが使えないことを我慢して、正常なものを探す。
② 暖房はあきらめ、コンプレッサーの動くものを装着し、暫らくは寒さを我慢して、正常なものを探す。
③ 意地でもクライメートを修理する。
どれを選びますか?
私はしたの写真の様な方法を選びました。(壊す事も覚悟の上です)

慎重に銘板を外します。

ネジも外します。

カンナリ ビビリながら裏蓋を開けます。(何が飛び出すか解らない・・・)
開けてひと安心です。
バネがビョ~~ンなんてことが無かった。

2台のクライメートがバラバラです。
コンプレッサーの制御が効かないクライメートの温調はドナーとなっていただき
温風の出ないクライメートにパーツを移植する事に!!

制御不良の原因は、温度設定用のダイアルにつながっているこのロータリーSWと睨み移植しました。

結果はビンゴ!!
でも、半田作業中は写真が撮れていない事に気付いた!!
そのためUPするか迷っていたが、最近はネタ切れのためUPしました。
この移植後、クライメートはノートラブルで現在まで動いています(^^
ダメなパーツも時には役に立つ そんな教訓です。
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